OTAとは?
遠隔から無線通信を使ってソフトウェアを更新する仕組みをOTA(Over the Air update)と呼びます。
ソフトウェアを更新する目的は、不具合解消や機能の改善のように製品の保守はもちろんのこと、新サービスの展開といった新しい収益モデルの実現手段とも成り得るのです。
OTAが必要である理由
OTAはIoT機器のセキュリティの担保と保守の効率化(コスト削減)のために必須であることは 疑いの余地はないでしょう。更に、経済産業省発行の「IoTセキュリティガイドライン」においてもIoT機器のセキュリティ担保を目的としたソフトウェアのリモート更新機能の実装を強く推奨しており、OTAの需要の高まりを後押しています。
OTAの昨今(米テスラの話)
OTAの可能性を考える時、最初に米テスラの「ソフトウエアファースト」のビジネスモデルを思い浮かべます。
テスラは「車のハードウェアをそのままに、車の機能が向上する」を謳い文句に、日本においても 急速にユーザー数を延ばしています。
テスラのOTAは、製品の品質コントロールと販売促進にも活用されています。
例えば、テスラ車の魅力の一つである自動運転機能は、安全性を十分に確認できるまでの期間は機能に制限をかけ、安全が確認された後に制限を解除する方法を取っています。
購入者にはテスラ車の納品待ち時間が短縮されるとともに、将来の機能向上も約束されるのです。このような魅力的なビジネスモデルがテスラ車だけのものでは無さそうなことは想像に難くありません。
※2021年7月には、米国において高度運転支援ソフトのサブスクリプション(定額課金)サービスを開始しました。
また、ボルボ社が2021年秋に日本において新型EV車のサブスクリプションサービスを展開しており、製品の特長としてOTAによる機能拡張を挙げていることが注目されます。
Mender OTA ソリューション
- 直ぐに始められるオープンソースのOTAソリューション
- 様々なLinuxデバイスでセキュアかつ効率的なソフトウェアリモートアップデート
- IoTデバイスのライフサイクル(初期構成/デプロイ/メンテナンス/廃棄)マネジメント
- 豊富なデバイス管理と配布の機能により先進的な製品価値を付与
- サーバーはオンプレミスやクラウドでの運用が可能
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